ヒカリボヤ@カリフォルニア
- Manabu
- 2017年6月30日
- 読了時間: 1分

最近アメリカ西海岸(カリフォルニアやその北のオレゴン)でヒカリボヤが大発生しているらしい。
ヒカリボヤはその名の通り発光する。
GFPの研究でノーベル賞を受賞した下村脩博士がもっとも美しい発光と賞賛する発光生物である。
しかし、発光の化学メカニズムは、全くわかっていない。
僕が2015年にMBARIに2週間留学した時はヒカリボヤがたくさん取れた、研究材料として使えるのではと期待し、翌年に3ヶ月間の留学でヒカリボヤの研究に取り組もうとした。
ところが、全く取れないではないか。
MBARIの話はまた別で書くとして、実はそのヒカリボヤが最近大発生しているらしい。
漁業に深刻な影響が出るほどに。
ナショジオの記事によると5分で6万匹も取れるとか。
ヒカリボヤは美しい青色に光るのだが、「ヒカリボヤ 発光」で検索しても発光の写真はなかなか見つからない。
2015年の調査で撮影できた発光写真が大場先生のLiving Light List (LLL)のhomeで見れるのでオススメ。
他には、Haddock博士のwebsiteでも綺麗な写真を見ることができる。
写真で見るととても綺麗だけど、実は発光はかなり弱い。
暗い部屋で目を10以上暗順応させることでようやく光が見える程度。

ほとんどの発光生物はホタルほど強くは光らないのである。