発光生物切手
- Manabu
- 2018年4月21日
- 読了時間: 2分
アメリカに来て3週間たちました。
申請書からビザの申請、息子のパスポートの申請に引っ越しなど来る前も大変でしたが、来てからはもっと大変です。
新天地で言葉の壁や文化の違いに振り回されながら、ようやくブログを更新する余裕もできて来ました。
こちらではMonterey Bay Aquarium Research Institute (通称 MBARI えむばり)で2年間のポスドクをします。
深海の発光生物を研究していきます。
ここでのPrincipal Investigator (PI 主導研究者)はSteven Haddock先生です。深海発光生物の分野では世界トップの研究者の一人で、最近もHaddock先生ともう一人のトップ研究者のEdith Widder先生が協力して発光生物切手 bioluminescence stampの発光に貢献しました。
近所のpost officeでは売り切れていたのですが、再入荷したタイミングでなんとか僕も入手することができました。

深海生物ランキングtop 5に来るであろうコウモリダコも実は吸盤が光ります。
カンムリクラゲはWidder先生のお気に入り。
ゲノムが読まれたカブトクラゲMnemiopsis
深海ゴカイのFlota とTomopteris.
切手デビューして知名度も上がったこれらの生物ですが、実はその発光メカニズムすなわち発光反応を引き起こすルシフェリンの化学構造やルシフェラーゼ遺伝子がわかっている生物はホタルを入れて半分程度。海にはまだまだ私たちの知らない世界が待っています。